#85 やたらにトレーニングをしてはいけない理由

「腕立て伏せ」、「腹筋」など雑誌やインターネットのウェブサイトを見ていると筋肉をつけるためにトレーニングをしよう、などと言うような記事が多々あります。


これらのエクササイズが悪いわけではなくどのエクササイズも素晴らしいエクササイズのですが目的に応じて使い分ける必要があります。

Exercise is medicineと言う言葉がありますがエクササイズは体そのものを書いてしまう効果があるために理解して運動をする必要があります。


「体と言うのは常にバランスを取り合っている」


「体の前の筋肉 」vs 「後ろの筋肉」
「伸ばす筋肉」と「曲げる筋肉」「右の筋肉」と「左の筋肉」などと言うように2つの拮抗する筋肉がバランスを取り合っていいます


腕立て伏せとは反対側の筋肉もやはりバランスを取るためには必要で常にセットで考えておきたいです。腕立て伏せをすることによって胸の大胸筋、腕の上腕三頭筋などを鍛えるため、引き締めるために腕立て伏せをしようと言われたりします


「同じエクササイズでも違う目的で使われる」


腕立て伏せは体感のトレーニングだと言うように言う人もいます。
同じエクササイズでもやり方や意識する場所を目的に応じて異なった結果が出てきます


腕立て伏せは一般的に胸の大胸筋や腕の上腕三頭筋のエクササイズとして知られていますが、体をまっすぐ上下させると言う事で支えが必要になるために腕立て伏せは体幹のトレーニングとも言うことができます。


前述した通り体はバランスを取り合っていますので1つのトレーニングをたくさんすることによって反対側の作用をする筋肉は引っ張られます。


例えば腕立て伏せをたくさんすることで胸の筋肉が発達していくと胸を開く筋肉(例えば肩甲骨の菱形筋や肩の外旋する筋肉等)は弱化してくる可能性があります。


結果的に胸の前面の筋肉が強すぎると肩は巻肩になり、猫背になってくることが考えられます。結果として肩こりの原因になる可能性があります。そういう人にとっては腕立て伏せは決して良いエクササイズだと言うことができません


ある人にとっては良いエクササイズでもまた別の人にとっては悪いエクササイズになると言うことを理解してください


「見よう見真似のエクササイズはやらない」


〇〇のエクササイズをしてください。教えてください。と言われることがありますがそのエクササイズを見よう見まねでやったところで効果として出るかどうかはわかりません。


意識するべき筋肉が強調されて目的が達成するためのエクササイズは画像や写真で見ただけでやる事は逆の効果になることも十分考えられます。


専門的なアスレチックトレーナーや他のストレングスコーチが存在するのはこのためでエクササイズを目的にそって薬を処方するように組み合わせていきます。


ボディーメイクのように体をメイキングしたい方はその専門のトレーナーへ。身体の機能を考えて「体をもっと楽にしたい」、「違和感を改善したい」と言う方はアスレチックトレーナーへ。


「競技を能力を向上させたい」「競技に特化したトレーニングを行いたい」と言う方はストレングスコーチに相談するのが1番良いかと思います。


同じスポーツトレーナーといっても専門的にも異なるものであり得意分野と言うものが必ずあります。
自分がどのようにニーズを持っているのかどうなりたいのかをハッキリした上で近くの専門家へ紹介してみましょう。


体の違和感や競技能力を向上させたい方は赤坂M3スポーツセラピーへご連絡ください

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